松江堂薬局の漢方でなんとかしたい!

中医学講師30年。漢方や中華圏の文化とか書きます。

2019-06-17から1日間の記事一覧

現代中薬学解説 幻の最後の章(駆虫薬)

[駆虫薬とは] 寄生虫を駆除あるいは殺滅させる主要作用がある薬物。 この章の寄生虫は「腸管内」で「よく見られる」「比較的大きな」寄生虫(蛔虫、条虫)である。服用後、麻痺した虫体が腸管の蠕動運動により体外に排出(駆除)させられる。殺虫させる効…

夏の腋をなんとかしたい(加筆)

ワキが気になる季節になりました! 日本人はあまり体臭のない民族でしたので逆に身体の臭いについてはかなり敏感です。電車やバスで気になることがありますしひどい場合には通り過ぎた瞬間に感じることがあります。 日本人の食習慣も以前と変わりました。揚…

落語「死神」から説明する中医学的「死」という現象

落語の死神では人の寿命はその人の持っているロウソクの状態でわかるということです。 ロウソクが大きくて炎に勢いがあれば元気ですが短くなっていて炎がゆらゆら揺れて今にも火が消えそうならそろそろ臨終です。 中医学では生命のエネルギー源を「精」と言…

国際中医師試験解説(中薬学)7

問54 清熱除煩、清熱利湿、涼血解毒、消腫止痛の効能を併せ持つ薬物はどれか? A 夏枯草 B 淡竹葉 C 天花粉 D 山梔子 E 決明子 [解答]D 山梔子は重要な清熱瀉火薬。性味が苦、寒であり甘はない。つまり甘+寒=生津作用はない。温熱病からの気分熱では熱…