漢方でなんとかしたい!

中医学講師30年。漢方や中華圏の文化とか書きます。

江東中医薬学院

うがい薬。あなたはカバ派、カエル派?

手洗いと同じに重要なのがうがいであります。 カバ派のあなた 病院で最近出しているのはポピドンヨードのうがい薬です。歯科では抜歯後の消毒、内科などでは咽喉の炎症に処方されますね。ドラッグストアでもよく売れています。ポピドンヨードウィルスや細菌…

酢は薬

www.asahi.com明代、李時珍の「本草綱目」には酢は「殺魚肉菜及諸虫毒気」と記載があります。殺とは軽減する、毒とは体に対する不良反応を意味します。食べ物による下痢や嘔吐、皮膚のアレルギー反応を軽減するということです。酢には「消食導滞」の効能もあ…

藿香正気消毒液 作ってみた。

藿香正気散 霍乱の代表的な薬です。霍乱とは急な吐き下しですが今回の肺炎の患者さんにもこのような症状が見られるケースがあるそうです。藿香は独特の芳香がある生薬で、消化管の余分な水分を取り去り吐き下しを治すほか、外界からの邪気を芳香性で取り払い…

3月の江東中医薬学院は休講

コロナウィルスによる感染を予防するため、3月の教室はお休み 遠くから新幹線でおいでになる受講者も多く、交通機関での感染を心配しています。現在 休講分の講義動画の撮影をしていますので編集が終わり次第お送りします。

因人制宣(人に合わせて漢方を決める)

因人制宣 患者さんの体質、年齢、性別などの違いにより漢方は治療法や処方を変えます。人の体質には強弱や暑がり寒がりがあり、体質の強い人には用薬量は多く、弱い人には用薬量は少なくします。暑がりの人には温熱薬を 寒がりの人には寒涼薬を注意して用い…

3月3日 桃の節句

3月3日 桃の節句 道教の神様、西王母の誕生日であります。この日は蟠桃会(ばんとうえ)が開催され神様たちがお祝いに集まります。西王母の誕生パーティー。蟠桃会(ばんとうえ)神様や仙人が蟠桃を食べるのですが、蟠桃園には、三千六百本の桃の木があり、…

お湯ではコロナウイルスは死なないが

ついに焼き肉パーティーも中止になりました。 news.livedoor.com中国でも日本ででも予防法についていろいろな怪しい情報が出てますが、中国発でお湯でウイルスが殺せるという情報がでていたようです。そういったエビデンスはないのですが、ただ中国の文化、…

癌は消えたが患者は死んだ

冗談みたいな話ですがよくあります 検査結果では上皮のがんの痕跡が少なくなっていて痰からもがん細胞は無かった。もう漢方薬はなくなっているはずなんだがなぁ。もう飲まないのかなぁ。血液の検査ではアルブミンは下がっているしCRPは上がっているのに。抗…

雨なのに鼻水

花粉症は 一般的に雨の日には花粉が飛ばないので楽になると言われています。しかし、雨の日のほうが辛いという人も中にはいます。鼻アレルギーの原因の一つは花粉なのですが、古代ではこうした目に見えない物質(花粉、細菌、ウィルス、ほこり、ガスなど)で…

武漢肺炎の予防書くのは難しい

ちいさな地方紙のコラム請け負っていますが武漢肺炎と予防の漢方の記事を書いて提出しておきました。ところが新聞社のチェックがはいり、コロナウイルス NG感染力の強い伝染病 NG不安を助長するとのことでした。あれやこれや手直しいてたら虚弱体質の養生に…

春風の季節 桜

日本で流通している漢方薬処方の多くは中国から来たものですが中には日本人医師が考えた処方があります。世界で初めて麻酔薬を使用し乳癌の手術をした華岡青洲は「十味敗毒散」を作りました。この薬は化膿性皮膚炎に用いられますが、中にヤマザクラの樹皮(…

武漢肺炎の予防処方

中国では中医学に基づく予防処方が発表されています。予防処方は治療の処方とは異なり誰でもが予防で利用できるものです。中医病院で今回の肺炎予防のために発表された処方がありますが羽田先生から中国の方から教えてもらったという処方を頂きましたので解…

春風の季節 涙目

春風に当たると涙が止まらない 悲しくもないけど風に当たると急に涙が出てきます。五行では木に属するのが春・風・肝・胆・目・涙・・・肝臓は目に開竅し、液は涙。目は涙液により潤います。肝臓の血液や陰液が不足すると、目がよく見えなくなりしょぼしょぼ…

春風の季節 憂鬱 ため息

春はあけぼの 春は、あけぼの。 やうやう白くなりゆく山ぎは、すこしあかりて、紫だちたる雲の、細くたなびきたる。 枕草子 冬から春へは段々と陽気が上がりだし、明け方から明るくなってきます。体の中の陽気もそれに伴い上がりだすのですが、もともと冬の…

マスクがなくても中医学がある。

なのにwww.excite.co.jpマスクのない中国でも予防の観点から中医学が注目されています。予防方薬の組成に黄耆、白朮、防風が入っています生活起居予防を訳してみましょう。1 室内を衛生的に。換気をする。 2 よく水を飲み、マスクは正確につける。 3 手洗い…

ダライ・ラマ師の武漢肺炎に対する講話(日本語に訳しました)

ダライ・ラマ師の武漢肺炎に対する講話 達賴喇嘛尊者針對武漢肺炎的開示2020年1月29日、新型コロナウイルスについてタイ、ベトナムから参加した100名の信徒を前に講話をされました。 新型コロナウイルス(2019-nCoV)が中国で発生しました。歴史…

春風の季節 花粉症と結膜炎

アレルギー性結膜炎とは、目の表面に花粉などのアレルゲンが付着して、結膜に炎症を起こす病気です。花粉で目が痒くなって眼科に行くとステロイドの点眼と、抗アレルギー剤の点眼が処方されます。以前はよく「インタール」が出ていたけど今はどうなんだろう?…

サソリとムカデ そして呪術「蠱毒」

ムカデが毘沙門天の眷属であることは皆さんご存知でしょう。 毘沙門天は道宣律師に天王補心丹の処方を夢で教えていますではサソリは?サソリは古代エジプトの女神、セルケト(Serket)の姿がサソリ、または頭にサソリを載せた姿で描かれています。古代エジプ…

新型コロナウィルスから身体を守る薬草

河北省新型冠状状病毒感染による肺炎診療方案《試行第一版》 診療方案では予防でつかう処方を提案しています。生黄耆15g 炒白朮9g 防風9g 貫衆6g 金銀花g9 佩蘭9g 陳皮6g以上を煎じて1日2回に分けて服用。一週間から十日間。黄耆 白朮 防風はこの…

春風の季節 花粉症 春バテ

春風はいろいろな物を運びよります。ホコリや花粉。これが鼻に入りくしゃみや鼻水がでます。もともと鼻水は身体の中の体液です。夏は汗をかきますが、汗も体液だった液です。夏には汗をかいて夏バテになりますが春は鼻水が出て春バテになります。もともと抵…

肺炎予防 マスク売り切れ

www.msn.com日本 マスクあっという間日本でも手に入りにくい状態です。台湾では保険証の提示がないとマスクが買えないとか。テドロス事務局長があまりに中国よりなので、マスク買うなと言われてもね。あまり信用してないです、今のWHOは。手指の消毒液もない…

春風の季節 めまい多発

最近は風が強いですね! 木も揺れています。実は人も揺れます。めまいですね。通りでは立て看板が倒れています。ちゃんとオモリがないからですね。人もちゃんとオモリがないとめまいがして倒れます。人の場合のオモリは身体の陰液、血液。高血圧の人(陰液不…

春風の季節と中医養生

風が強いですね 春節も過ぎ、陽気が上がってきて「気」が流れ始めました。今まで淀んでいた気が一気に流れ出し強風になりました。やがて気の流れも調節されて穏やかな春風になるでしょう。気には推動作用があり生命が成長し始めます。木は芽を吹きますし、今…

双黄連口服液 は予防で使える?

双黄連口服液 は治療薬であり、予防で使うことはありません。双黄連口服液は風熱感冒、発熱、咳嗽、咽頭痛に使います。つまりカゼ薬です。カゼひいていないのにカゼ薬飲むだろうか?ソープ行く前に抗生剤飲んだり、インフルエンザ予防でタミフル飲んだりする…

新型肺炎と双黄連口服液

中国科学院上海薬物所が中成薬「双黄連口服液」に新型ウィルスを抑制する作用があることを発見し新華社通信や人民日報が報じたため一気に広がり薬局の前に行列ができたようです。 北京の医師は、体外実験であり体内のウィルスを抑えられるかは動物や人間の治…

なぜまだ日本人では新型肺炎の死者が出ないのか

既病防変 「未病を治す」と言うと、病気にならない内に治すと解釈されがちですが、もう一つ意味があります。それが既病防変。病気になっても重症にならないようにするという意味もあります。糖尿病や高血圧症でも数値が悪化しないようにする、合併症がでない…

漢方の副作用 4月から開講する江東中医薬学院

山梔子(サンシシ)はクチナシの実です。巵というのは杯(さかずき)の意味です。花の形から山梔子と名が付きました。栗きんとんの色つけにも使われます「くちなしの花」はよくカラオケスナックでおじさんが歌いますね?くちなしの花 渡哲也お酒を飲むと肝臓…

冬物漢方、夏物漢方

春節を過ぎてもまだまだ寒い 僕も足腰が冷えて(特に内股)、トイレに近くなって困っています。寒い日には皆さん防寒でコートを来たりインナーにも気をつけますよね。今日は少し暖かいからコートは脱いでとか調節をします。漢方薬でも冬のコート、夏の半袖の…

新型肺炎 マスクの種類

昨晩の北京の地下鉄です。ガラガラです。普段ありえないです。マスクですが、外科用、PM2.5用、N95用がウイルスを阻みます。普通のガーゼマスク、活性炭のは無効です。購入するとき注意してください。今は武漢肺炎というような病名に地名をつけることはしま…

新型肺炎そして春節

今日は春節 農暦の1月1日です。この日から陽の気がどんどん上がっていきます。それに伴い生命力、成長力がアップしてくるので木々から新芽が出てきます。気の流れが早くなるので風が強くなります。中華圏では春節は一大イベントで、一週間のお休みに入り家…