漢方でなんとかしたい!

中医学講師30年。漢方や中華圏の文化とか書きます。

江東中医薬学院

夏は麻婆豆腐

昔 四川で食堂を営んでいたおばあさん。あだ名は麻婆(アバタのおばさん)。彼女が作った激辛の豆腐料理が肉体労働者にバカウケ。それが麻婆豆腐の始まりです。四川盆地は湿気も多く夏は蒸し暑いです。湿度のせいで体は重だるくなりネバネバする汗がでます。…

オンライン教室 中医学演習

江東中医薬学院は10年近く、東京都江東区で中医学教室を開催してきました。養生や薬膳のようなカルチャーセンター的な講座ではなく、将来漢方で起業したい人たちのための講義をしてきました。終了した方々は薬局で漢方相談をしたり、処方の助言を医師にし…

仙人になれる薬「地仙丹」

「仙丹」とは飲むと不老不死になり仙人になれる薬のことです。いろいろな仙丹処方が有るのですが「本草綱目」に記載があるのはクコを使ったものです。なかなかおもしろいです。春のクコの葉(天精草)、夏のクコの花(長生草)、秋のクコの実(枸杞子)、冬…

お盆と鬼月

東京では13日~15日が盂蘭盆会であります。先祖のご供養でお墓参りに行かれた方々も多いと思います。台湾では農暦の7月15日が鬼節です。陽暦の8月4日ですね。地獄の釜から出てくることを許された(7月1日~30日)亡霊がこの世に遊びに出てきます。日本でもお…

熱中症を中医学では2つに分けます

熱中症を中医学では中暑と言います。中は真ん中という意味ではなく「あたる」という意味になります、暑さに当たるのですね。軽症ではクラクラして発熱、頭痛、汗がでて重症だと高熱で意識がなくなり生命が危険な状態になります。中医学では中暑を陽暑と陰暑…

中医学テキスト「中医学演習」できました

中医学の基礎課程を講義していると、あてにしていた本が急に絶版になってしまったりするし、他を探してみても内容が難解であったり、逆にポイントばかり書いてあって内容が薄かったりで適当なものがなく、結局2年かかりで作りました。 1冊6000円(税込…

テキスト「中医学演習」

漢方や中医学の理論を理解しないで処方を使うということは無理なことです。また現場では専門にばかり目が行き基礎は蔑ろにされています。しかしそれでは応用が効かずマニュアル通りになります。ということで一年かけて基礎の教科書を作りました。基礎理論が…

オンライン中医学教室 9月から開講

新型コロナウイルス感染症の影響で、集まって講義をすることが難しくなりました。多くの学校でオンラインによる授業にシフトしていっていますが私の教室もそうしていかなくてはならなくなりました。9月よりは基礎からの中医学教室をオンラインで準備していま…

熱中症対策、酸梅湯効果

三国志の中で、曹操の一行が荒れた土地を行進していて兵士たちはのどが渇いてしまい苦しんでいた。そこで曹操が「向こうに梅の林があるぞ」と言うと、兵士たちは梅の酸っぱさが頭の中に浮かんできて口の中に唾が湧き行進を続けることができました。これが中…

作ってみよう 洛神酸梅湯

江東中医薬学院では公開講座として、酸梅湯の作り方を ご紹介しています。グーグルクラスルームを利用しています。グーグルクラスルームで「クラスに参加」をクリックし、以下のクラスコードを入力してください。クラスコード実際の作った動画も撮影したので…

夏の健康飲料「酸梅湯」を作ろう。消暑止渇 開胃口。

夏は暑くてうっかり冷たいものを飲みすぎ体調を悪くしてしまいがちです。暑くて汗をかき喉は渇くので、なにか適当な飲み物はないしょうか?中国では古来より「梅」をジュースにして飲んでいました。望梅止渇。三国志の曹操は乾燥した土地を行進して喉が渇い…

真夏のコロナ対策

www.sankei.comノストラダムスの昔からいろいとな予言が有りました。もしそのとおりになっていたらとっくに地球は無くなっていたはずです。www.kameido-kanpo.comただアナンダさんの言う通り、個人として免疫を上げておくことは悪いことではありません。免疫…

臨終のとき魂はどこから抜けていくのだろうか

講義で「亡陽」という臨終のときの陰陽について話していた時、ふと疑問になりました。亡陽という現象は陰と陽が別れた最終の段階で、陽が浮揚しながら抜けていく段階です。上にフラフラ浮かびながら消えていくのだから頭から抜けるのだと思っていました。イ…

インド占星術 今年は世界はコテンパン

5月29日に武漢ウイルスは減少するがこれは2日しか続かない。 人々の免疫能力は破壊され経済は大打撃を受けるが、6月末にウイルスの影響は段々と減少し 7月、8月、9月、10月、11月、12月中旬は平和な時期になるはずだ。 しかし、12月20日木…

アフターコロナ オンライン教室

NO 集・近・閉 緊急事態宣言が全面解除になっても武漢ウイルスが退散したわけではありません。当薬局でも消毒のために「次亜塩素酸水」を用意しましたが、これは人体にも安全だし消臭もできるので難儀をしていたエレベーター内のタバコ臭も消えます。個人的…

国際中医師試験解説(中薬学)40

補陰薬 補陰薬は①滋陰、②潤燥 ③清熱 の作用がある。これと薬物の帰経を結びつけて考える。 問277 北沙参と麦門冬が共通の効能はどれか? 北沙参 帰経 肺、胃 麦門冬 帰経 肺、心、胃故に 養肺胃の陰 が正解 問278 下記の薬のなかで補気生津の効能を持…

コロナと漢方薬

驚愕しています YouTube視ると、一般のYouTuberがコロナの予防、治療で使う漢方薬を紹介しています。「自分も飲んでます」というのは安全だ、ということにはなりません。 予防で使う 補中益気湯李東垣が消化器系の弱い人の「気」を増やすため…

BBCNews 変な夢見た?ロックダウンの影響

変な夢見た? それはあなただけじゃない ロックダウンの影響 BBC Newsからです。lin.ee中医学の七情理論(喜・驚・悲・憂・思・怒・恐)では人の感情は過度な場合に人を病気にするという学説です。コロナによる精神的な刺激の感じ方、感情は様々でしょうが、…

抗病能力をつける方法

《黄帝内経》という中国最古の医学書(大体200年くらい?)には極めてシンプルにまた的確に「正気内在、邪気不干」、正気が体にあれば邪気は侵入できない と記載してある。この言葉は今でも中医予防法の基本であり正気を体に充実させるために生活のリズムを…

NO 集・近・閉によるストレスと中医学

ニュースで観ましたがフランス在住の日本人のご家族で、外出ができずにいた坊やが急に怒り出してお兄ちゃんと喧嘩するというのが有りました。なんだか理由がわからないけどイライラするそうです。身体の中には「気」が流れているのですが、腕時計と同じで動…

非常事態宣言と中医学

非常事態宣言でわが街、亀戸も様変わりしました。街のレストランや喫茶店では昼間は「テイクアウト」、居酒屋は「休業」ポスターが貼ってあります。薬局の前は居酒屋や寿司屋が多いのですが夕方は早仕舞いやすでに休業なので通りは真っ暗です。小さな商売で…

疫病と中医学

世界の歴史は疫病との戦いの歴史でもあります。 日本も例外ではありません。 この年(天平9年)の春、疫瘡が蔓延した。筑紫にはじまり、夏から秋にかけて、公卿以下、天下の百姓あいついで死亡する者、数え切れないほどであった。こんなことは未だなかった …

辟瘟香囊に入っている薬草 細辛(さいしん)

細辛は細心に注意 中薬学の講義で僕が使う言葉です。ウマノスズクサ科は腎障害を起こしやすいアリストロキア酸を含むのですが、細辛の場合、根や根茎などアリストロキア酸を含んでいない部位を使用するのでその点は大丈夫で、花粉症に使う小青竜湯、麻黄附子…

テレワークで注意する生活リズム

緊急事態宣言 出勤や通学しないで外出をしないでいるとやはり体の中の気血の流れが停滞してしまいます。猫ひた体操(立ち&立ち)華陀は流水は腐らずと言っています。中医学の病気になる要因として考えているものの中には過労と過労の逆の過逸、運動不足を挙…

辟瘟香囊に入っている薬草 柴胡(さいこ)

ある健康雑誌の誌上健康相談を担当しているのですが、編集者の話によると読者から「コロナ不安」の相談がかなり増えてきていて3月は3000通のハガキが届いたそうです。その中に自粛によるイライラがあるそうです。家に閉じこもりで体の中の気血の流れが…

武漢肺炎被害に頭を抱える中小企業経営者をなんとかしたい

世の中は週末外出自粛ストレスが問題になっていますが、それは外に行けない、身体が動かせないとかが原因ですよね。でも中小企業にとっては週末以外でもコロナウイルスによる経営の影響でそれ以上に悩んでいます。会計士さんによると3月の売上が「0」という…

辟瘟香囊に入っている薬草 羌活(キョウカツ)

カゼ薬としては使い勝手がいい 唐の時代、医師たちはカゼの治療に羌活を使い始めます。副作用がないのです。東漢の時代、医聖張仲景の処方、葛根湯や桂枝湯は麻黄や桂枝の副作用で興奮したり出血したりの副作用がありました。故に、カゼの初期では荊防敗毒散…

江東中医薬学院4月は休講します

新型コロナウイルス拡散防止のため4月の講義は休講とし5月からスタートします。受講の皆様に置いては今の状況をご理解いただきたくよろしくおねがいします。4月は各コースガイダンス的な講義をyoutubeにあげますので完成したらお知らせします。上野 芸大…

辟瘟香囊に入っている薬草 大黄

下剤として有名な大黄ですが他にも大変優れた作用がありますがあまり知られていません。中医師は「大黄救命無功」(大黄で人の命を救っても誰も評価しない)と言いますが、うまく大黄を使って病人を救っても便が出たら病気が治ったという感じで医者のおかげ…

辟瘟香囊に入っている薬草 蒼朮

蒼朮はキク科ホソバオケラの根茎です。同じ朮でも白朮はキク科オオバナオケラの根茎。同じキク科で効能は似るのですが微妙に異なります。辟瘟香囊に入っているのは蒼朮で湿気を取り払う力が強いです。江戸時代は梅雨時は呉服屋で服が湿気ないように蒼朮を焚…