漢方でなんとかしたい!

中医学講師30年。漢方や中華圏の文化とか書きます。

漢方でなんとかしたい!

漢方で考える病気のメカニズムについて書いていきます。

辟瘟香囊に入っている薬草 羌活(キョウカツ)

カゼ薬としては使い勝手がいい 唐の時代、医師たちはカゼの治療に羌活を使い始めます。副作用がないのです。東漢の時代、医聖張仲景の処方、葛根湯や桂枝湯は麻黄や桂枝の副作用で興奮したり出血したりの副作用がありました。故に、カゼの初期では荊防敗毒散…

辟瘟香囊に入っている薬草 大黄

下剤として有名な大黄ですが他にも大変優れた作用がありますがあまり知られていません。中医師は「大黄救命無功」(大黄で人の命を救っても誰も評価しない)と言いますが、うまく大黄を使って病人を救っても便が出たら病気が治ったという感じで医者のおかげ…

辟瘟香囊に入っている薬草 蒼朮

蒼朮はキク科ホソバオケラの根茎です。同じ朮でも白朮はキク科オオバナオケラの根茎。同じキク科で効能は似るのですが微妙に異なります。辟瘟香囊に入っているのは蒼朮で湿気を取り払う力が強いです。江戸時代は梅雨時は呉服屋で服が湿気ないように蒼朮を焚…

辟瘟香囊の感想を伺いました

おしゃれな精油のアロマテラピーとは異なり、中医学の香気療法は薬草をそのまま使いますので香りをどう感じられるか不安でした。実際に辟瘟香囊を使っていただいた方に感想をお聞きしました。実生活の中でも草木が好きで育てておられる方です。 外袋を開けた…

女性の冷え症、男性の冷え症

寒厥と熱厥 張仲景の傷寒論、厥陰病の中にでてくる言葉です。女性の場合、手足の冷えがある場合、もともと自身の体を温める力がないところに外からの冷え(寒邪)が侵入して冷え症になる場合が多いです。外からの寒邪を追い出してくれる温性の薬を使います。…

咳をしても チョロリ

咳で漏れるこれを中医学では「腎不納気(じんふのうき)」といいます。年齢とともに臓器の働きは衰えていきますが、腎臓には肺が吸い込んできた空気を下半身の腎臓まで引っ張りこむ働きがあります。これが弱くなったのが」「腎不納気(じんふのうき)」です…

石が出たでた、石が出た。

尿路結石 これで3個め。こんな小さな結石ですが、これが身体の中で詰まるときはかなり痛いらしいです。でも救急で行っても、処置は黙ってみているだけでボルタレン座薬が処方されるだけ。中医学では石淋といい、排石止痛という方法を使い、カッコウアザミを…

中国の新型肺炎患者5万人の大半、中医学治療で回復

www.afpbb.comうまく中医学を活用すれば漢方薬局では予防分野での力が発揮できると思います。コロナ過去に書いた武漢肺炎予防関係の僕のブログです。www.kameido-kanpo.com www.kameido-kanpo.com www.kameido-kanpo.com www.kameido-kanpo.com www.kameido-…

前立腺関係。雑誌の取材受けました

50歳からの男のゴラク「クロ●ッサン」ではありませんでした。大体 僕が受けるのは「日刊ゲ●ダイ」、「週刊酢パ」とかです。待合室には置けなくて自慢ができない系の雑誌ばかり~。でも編集者の方々は至って真面目で、読者さんからのお便りで中年男性の身体の…

漢方アロマ 辟瘟香囊作りました

六種類の生薬羌活 柴胡 細辛 呉茱萸 大黄 蒼朮粉砕して混合薬草の匂いが強烈ですだいたい5gに小袋に入れました。粉がこぼれないようにパックしてあります。袋に3包ずつセットしました。携帯するときは1包を袋に入れて持ち歩き、香らなくなったら新しいの…

ヘタッピがマッサージすると後で痛くなるのはなぜか?

美容室で肩をマッサージしてもらうとあとで逆に揉み返しで痛くなる人がいます。マッサージは身体の血の流れを良くするので、気持ちがよくなるはずなのですが・・・血液の流れが滞ると凝ったり痛くなったりします。血液の流れが滞っている図局所をマッサージ…

病気は正気と邪気の抗争

病機(病気の発生学) ラッパーの抗争は可愛い病気というのは邪気(至病因素)と正気(人体の抵抗力)の戦争です。カゼや花粉症はウイルスが身体の中に侵入しようとするのを抵抗力が阻止している状態です。皮膚のところで戦争が始まると、発熱と悪寒がでます…

辟瘟香囊(匂い袋)と疫病

辟瘟香囊 瘟とは疫病、伝染病のことですが、それを避ける匂い袋という意味です。中医学の芳香療法では芳香性の強い薬物を使って伝染病の予防をしていました。羽田先生のブログにも常緑樹の発する芳香性の物質により害虫が寄り付かないことが紹介されています…

続命湯《金匱要略》と高血圧症

正常な血圧は 140/90未満は正常血圧ですが、120/80未満が循環器病のリスクが最も低い至適血圧です。 130~139/85~89は正常高値血圧で、高血圧ではありませんが要注意の値です。未だに正常な血圧の数値を下げるのは、高血圧患者を増やして薬を売ろうとする医…

うがい薬。あなたはカバ派、カエル派?

手洗いと同じに重要なのがうがいであります。 カバ派のあなた 病院で最近出しているのはポピドンヨードのうがい薬です。歯科では抜歯後の消毒、内科などでは咽喉の炎症に処方されますね。ドラッグストアでもよく売れています。ポピドンヨードウィルスや細菌…

酢は薬

www.asahi.com明代、李時珍の「本草綱目」には酢は「殺魚肉菜及諸虫毒気」と記載があります。殺とは軽減する、毒とは体に対する不良反応を意味します。食べ物による下痢や嘔吐、皮膚のアレルギー反応を軽減するということです。酢には「消食導滞」の効能もあ…

因人制宣(人に合わせて漢方を決める)

因人制宣 患者さんの体質、年齢、性別などの違いにより漢方は治療法や処方を変えます。人の体質には強弱や暑がり寒がりがあり、体質の強い人には用薬量は多く、弱い人には用薬量は少なくします。暑がりの人には温熱薬を 寒がりの人には寒涼薬を注意して用い…

3月3日 桃の節句

3月3日 桃の節句 道教の神様、西王母の誕生日であります。この日は蟠桃会(ばんとうえ)が開催され神様たちがお祝いに集まります。西王母の誕生パーティー。蟠桃会(ばんとうえ)神様や仙人が蟠桃を食べるのですが、蟠桃園には、三千六百本の桃の木があり、…

お湯ではコロナウイルスは死なないが

ついに焼き肉パーティーも中止になりました。 news.livedoor.com中国でも日本ででも予防法についていろいろな怪しい情報が出てますが、中国発でお湯でウイルスが殺せるという情報がでていたようです。そういったエビデンスはないのですが、ただ中国の文化、…

癌は消えたが患者は死んだ

冗談みたいな話ですがよくあります 検査結果では上皮のがんの痕跡が少なくなっていて痰からもがん細胞は無かった。もう漢方薬はなくなっているはずなんだがなぁ。もう飲まないのかなぁ。血液の検査ではアルブミンは下がっているしCRPは上がっているのに。抗…

雨なのに鼻水

花粉症は 一般的に雨の日には花粉が飛ばないので楽になると言われています。しかし、雨の日のほうが辛いという人も中にはいます。鼻アレルギーの原因の一つは花粉なのですが、古代ではこうした目に見えない物質(花粉、細菌、ウィルス、ほこり、ガスなど)で…

武漢肺炎の予防書くのは難しい

ちいさな地方紙のコラム請け負っていますが武漢肺炎と予防の漢方の記事を書いて提出しておきました。ところが新聞社のチェックがはいり、コロナウイルス NG感染力の強い伝染病 NG不安を助長するとのことでした。あれやこれや手直しいてたら虚弱体質の養生に…

武漢肺炎の予防処方

中国では中医学に基づく予防処方が発表されています。予防処方は治療の処方とは異なり誰でもが予防で利用できるものです。中医病院で今回の肺炎予防のために発表された処方がありますが羽田先生から中国の方から教えてもらったという処方を頂きましたので解…

春風の季節 涙目

春風に当たると涙が止まらない 悲しくもないけど風に当たると急に涙が出てきます。五行では木に属するのが春・風・肝・胆・目・涙・・・肝臓は目に開竅し、液は涙。目は涙液により潤います。肝臓の血液や陰液が不足すると、目がよく見えなくなりしょぼしょぼ…

春風の季節 憂鬱 ため息

春はあけぼの 春は、あけぼの。 やうやう白くなりゆく山ぎは、すこしあかりて、紫だちたる雲の、細くたなびきたる。 枕草子 冬から春へは段々と陽気が上がりだし、明け方から明るくなってきます。体の中の陽気もそれに伴い上がりだすのですが、もともと冬の…

マスクがなくても中医学がある。

なのにwww.excite.co.jpマスクのない中国でも予防の観点から中医学が注目されています。予防方薬の組成に黄耆、白朮、防風が入っています生活起居予防を訳してみましょう。1 室内を衛生的に。換気をする。 2 よく水を飲み、マスクは正確につける。 3 手洗い…

春風の季節 花粉症と結膜炎

アレルギー性結膜炎とは、目の表面に花粉などのアレルゲンが付着して、結膜に炎症を起こす病気です。花粉で目が痒くなって眼科に行くとステロイドの点眼と、抗アレルギー剤の点眼が処方されます。以前はよく「インタール」が出ていたけど今はどうなんだろう?…

新型コロナウィルスから身体を守る薬草

河北省新型冠状状病毒感染による肺炎診療方案《試行第一版》 診療方案では予防でつかう処方を提案しています。生黄耆15g 炒白朮9g 防風9g 貫衆6g 金銀花g9 佩蘭9g 陳皮6g以上を煎じて1日2回に分けて服用。一週間から十日間。黄耆 白朮 防風はこの…

いつまで働けれられるか

人生の夕暮れ 人の一生を一日で喩えると60過ぎてもはや夕暮れであります。同年代が集まると「いつまで働く?」というのが話題になります。製薬会社や病院薬剤部勤務ではありますが、開局薬剤には「定年退職」がありません。もう辞めるという人もいるし、後期…

春風の季節 花粉症 春バテ

春風はいろいろな物を運びよります。ホコリや花粉。これが鼻に入りくしゃみや鼻水がでます。もともと鼻水は身体の中の体液です。夏は汗をかきますが、汗も体液だった液です。夏には汗をかいて夏バテになりますが春は鼻水が出て春バテになります。もともと抵…