松江堂薬局の漢方でなんとかしたい!

中医学講師30年。漢方や中華圏の文化とか書きます。

現代中薬学解説の販売

中薬は本来楽しい学問です。

ただ生薬学のような生化学的なアプローチをしていく学問ではなく、中医学理論を基礎として古代の文献から現代薬理研究までが複雑に絡んでいます。
なかなか独学では難しいのですが、従来の中薬学書とは異なり可能な限りどうしてこの効果が出てきたのかを説明しています。

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[内容]

2.4 清熱解毒薬
[効能・主治]
熱毒による癰腫瘡毒、痢疾、咽喉腫痛、毒蛇咬傷、毒虫咬傷、腫瘤などの証に用いられる。癰腫瘡毒は現代医学で言う「化膿性感染」である。体表部にあるものを「外癰」、体内に発生したものは「内癰」と呼ぶ。部位によって「肺癰」「肝癰」「腸癰」「乳癰」と呼ぶ。一般的にすべての清熱解毒作用のある薬物は癰腫瘡毒の治療に用いることができるが、作用には強弱があるので臨床上よく使われる、使われないの差はある。その他、熱毒による痢疾、咽喉腫毒に用いられる。
[性味帰経]
甘寒あるいは苦寒。甘味は生津止渇作用のためではない。実際の薬物の甘さである。熱毒証が重く大量な清熱解毒薬物を必要とする場合、甘味は苦味の薬物のような傷胃、傷陽する不良反応がでないので安全に用いることができる。例)金銀花、蒲公英。帰経は「諸痛痒瘡皆心に属す」なので心経である。清熱解毒薬は数が多く理解しにくいので主に用いられる主治により4つに更に分けて解説をする。
I)温熱病を治療する主要な薬物
Ⅱ)癰腫瘡毒治療で主要な薬物
Ⅲ)咽喉腫痛治療で主要な薬物
Ⅳ)熱毒痢疾治療で主要な薬物
I)温熱病を治療する主要な清熱解毒薬【5】

【1】金銀花(きんぎんか)★
[基原]
スイカズラ科スイカズラの花蕾
[性味帰経]
甘、寒。帰肺、胃、心、経。
[効能]
清熱解毒
[解説]
温熱病の各段階で臨床意義が異なってくる。
外感風熱・温熱病衛分証:症状は発熱、微悪風。効能は疏散風熱と清熱解毒の両方の作用になる。 荊芥、連翹を配合して疏散清熱力を増強する。銀翹散《温病条弁》。
温熱病気分証:症状は高熱、煩渇、脈洪大。効能は清熱瀉火と清熱解毒の両方の作用になる。石膏、知母、連翹を同用して瀉火解毒作用を増強する。銀翹白虎湯《経験方》。
温熱病営血分証:症状は斑湿隠隠、舌絳で乾、神煩少寐。効能は清熱涼血と清熱解毒の両方の作用になる。牡丹皮、生地を同用して清営保陰、涼血解毒する。清営湯《温病条弁》、神犀丹《温熱経緯》。
[その他]
癰腫瘡毒に対して皮膚科で常用される。単用あるいは蒲公英、野菊花、紫花地丁と配合して解毒消腫作用を増強させる。五味消毒飲《医宗金鑑》。