松江堂薬局の漢方でなんとかしたい!

中医学講師30年。漢方や中華圏の文化とか書きます。

左玉右銀(再掲)

玉(ぎょく)とは翡翠などの宝石のことです。男性でも女性でもおしゃれにブレスレットをしますが、左手右手どちらにしますか。香港や台湾ではよく翡翠のブレスレットをしている人を見かけますが、中国文化のなかにはざっくりとしたルールがあるんです。

①養生原則 左手安神 右手消毒

 まず心臓に近いのは左手、肝臓に近いのは右手ですね。中国医学では心臓には「こころ」の作用、精神安定作用(安神作用)があるとしています。また肝臓は解毒作用です。玉は左手につけると精神安定、心臓の鼓動を調節を助けます。右手にシルバーをつけると肝臓の解毒作用を助けます。

②風水原則 左手納福 右手化煞

 古代中国の風水では左を高貴と考えました。左手の宝石は福気や運気を吸い込み、右手は避邪、陰悪気を除去します。ゆえにきれいな玉は左に、邪気を殺す作用のあるシルバーは右手につけます。「本草綱目」では銀は排毒殺菌の他に動悸を止め邪気を祓う作用があると記載があります。

③実用原則 左手少做事 右手忙易碎

 玉はあまり硬くないのでぶつけて壊さないようにあまり使わない左手に、シルバーは固く壊れにくいので右手にということです。

 具体的には。。。

左手につけるといいのは=吸納

(1)翡翠:保平安、納福。翡翠には「左進右出」とも言われ左手では招福で財が集まる(進)が右手だと逆に散財(出)になってしまいます。また精神安定(安神)、心拍を調節します。

(3)ガーネット:気血の流れを調整するので血液循環を改善し活力を増します。 

(4)トルマリン:唯一電気を生産する宝石で人体の微量な磁気に影響を与えます。 幸せ、平安、財運などのエネルギーがあり念珠としてつけてもいいですね。

右手につけるといいのは=排除

(1)シルバー 中国では赤ちゃんにシルバーを贈りますが排胎毒や邪気を追い払うためです。

(2)オブティシアン 避邪作用が非常に強く宝石に中ではその強さは一二を争います。中国古代仏教文物の中にはオブティシアンで作られた仏像が多くあるのは邪気を寄せ付けない力が強いからです。中国語では黒曜石といいます。

(3)スモーキークォーツ Root Chakraを強め、巨大なエネルギーを持ち負のエネルギーを吸収する作用があります。濁気を吸収し避邪の効果が強いです。

 陰気が重い場所(墓、病院、葬式、監獄など)に行く場合には右手には邪気を払い汚濁気を排除するのでブレスレットは左手から右手に換えて邪気の吸納めを避けるといいですよ。

 僕は患者さんから邪気を受けやすい仕事ですので右手にしています。治療者のみなさんもご参考にしてください。

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台北故宮博物院にある翠玉白菜。僕もレプリカ持ってます。