松江堂薬局の漢方でなんとかしたい!

中医学講師30年。漢方や中華圏の文化とか書きます。

国際中医師試験解説(中薬学)9

【清熱燥湿薬】

 結構、作用を理解していない人が多いよね。清熱燥湿薬には3つの作用があるのだ。⇒問61
 (1)清熱瀉火作用⇒臓腑気分熱証
 (2)利湿熱作用
 (3)清熱解毒作用
(1)清熱瀉火作用
  黄芩=肺:清肺熱、肺臓は外邪受けやすい=退熱作用あり=柴胡と配合して少陽病の解熱。涼血止血=血熱による胎動不安。⇒問60
  黄連=心、胃:清心、胃実熱。(痛みや痒みを治療する薬物は帰心経=(3)清熱解毒作用強い=化膿性皮膚炎)
  黄柏=腎(腎陰虚の退虚熱、除骨蒸にもOK!)⇒問62、63
  竜胆=肝胆:清肝明目作用強い=肝火上炎の目赤腫痛、翳障
(2)利湿熱作用
  黄芩=上焦湿熱⇒湿温、暑湿初期、胸悶悪心嘔吐、
  黄連=中焦湿熱⇒清熱利湿作用最強。腸胃湿熱瀉痢、発熱腹痛、裏急後重、下痢膿血=湿熱瀉痢の要薬
  黄柏=下焦湿熱⇒足膝腫痛、酸軟無力⇒問64
  竜胆=下焦湿熱⇒湿熱下注=陰腫陰痒、帯下黄粘、陰嚢腫痛、湿疹掻痒
         ⇒肝胆湿熱=黄疸、脇痛口苦、尿赤
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