松江堂薬局の漢方でなんとかしたい!

中医学講師30年。漢方や中華圏の文化とか書きます。

国際中医師試験解説(中薬学)13

[清虚熱薬]

ここでは虚熱を陰虚内熱証に限定する。気虚、血虚、陽虚による虚熱の治療には用いない!
主治証は①陰虚による虚熱(邪気存在しない)、②温熱病後期による「熱気未尽」「陰液已傷」「邪伏陰分」※。(血熱という実邪がまだ残っている)=虚中挟実の状態=夜熱早涼
①について注意すると、清虚熱薬には滋陰作用はない。=キーワード 骨蒸潮熱。
②温熱病血分証で血熱のため陰虚はありがまだ血熱も残っている状態=キーワード 夜熱早涼。
※陰分とは深い部位。また血分のことである。

問82 青蒿の効能でないものはどれか?

A 退虚熱
B 涼血
C 化湿
D 解暑
E 截瘧(マラリアの治療)
[解答]C
退虚熱も清虚熱、除虚熱も意味は同じ。涼血できるので温熱病後期で熱気未尽、血熱がまだ存在しているときにも用いられる。外感暑熱証に解暑できる。青蒿からマラリアの特効薬アルテミシニンが抽出される⇒問83

問84 陰虚発熱だけではなく肺熱咳嗽も治療できる薬はどれか?

A 青蒿
B 黄柏
C 地骨皮
D 銀柴胡
E 胡黄連
[解答]C
ナス科クコの根皮 =クコの成熟果実は?
陰虚火旺による骨蒸潮熱、盗汗に常用。実熱である肺熱を清泄できる=肺熱咳嗽に用いる(瀉白散)

※前に勉強した清熱薬の中にも、知母、黄柏、生地、玄参は清虚熱作用あったよね。
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