松江堂薬局の漢方でなんとかしたい!

中医学講師30年。漢方や中華圏の文化とか書きます。

国際中医師試験解説(中薬学)21

[理気薬]

温・辛、苦。行散、泄降。調気健脾、行気止痛、順気降逆、疏肝解鬱、破気散結作用
⇒気滞、気逆証。気逆しやすいのは? 肺、胃、肝。

問104 陳皮の効能でないのはどれか?

A 理気
B 燥湿
C 解暑
D 化痰
E 調中
[解答]C
陳皮は別名 橘皮。帰経は脾、肺。どちらの臓も痰飲と関係があるね。
理気、燥湿、化痰、調中=温・辛、苦。行散、泄降。脾、肺から理解できる。

問141 行気調中止痛の効能が有り、脾胃大腸の気滞の治療に優れている薬はどれか?

A 木香
B 香附子
C 烏薬
D 薤白
E 沈香
[解答]A
木香:辛温香燥。帰経:脾胃大腸胆。=行腸胃気滞

問142 木香、香附子、烏薬がともに有する効能はどれか?

A 疏肝理気
B 降気止嘔
C 行気導滞
D 理気止痛
E 散結消腫
[解答]D
A 疏肝理気=木香できない(帰経:脾胃大腸。疏肝できない)⇒問141
B 降気止嘔=3つとも気逆証には使わない。降気作用ない
C 行気導滞=香附子できない(帰経:肝、三焦)
D 理気止痛=共通
E 散結消腫=ないない

問143 香附子が有する効能はどれか?

A 行気止痛 散寒調中=木香
B 疏肝理気 調経止痛=香附子=内科理気、婦人科調経の要薬⇒問144、145
C 行気止痛 殺虫療癬=川楝子⇒問149
D 破気除痞 化痰消積=青皮⇒問146、147
E 理気健脾 乾湿化痰=陳皮
[解答]B

問148 川楝子、檳榔が共に有する効能はどれか?

A 殺虫利水
B 殺虫行気
C 行気利水
D 行気疏肝
E 行気健脾
[解答]B
檳榔は駆虫薬で行気、利水作用あり。川楝子には利水作用ない。

問150 肝鬱気滞あるいは肝胃不和によって起こる諸々の痛証で、熱を兼ねる場合の治療に選ぶべき薬は?

A 烏薬
B 小茴香
C 川楝子
D 青皮
E 砂仁
[解答]C
川楝子はなんと寒性! 帰経は肝、胃、小腸。他の理気薬は温性。
肝鬱気滞、肝胃不和の痛証に使える。

問151 血瘀気滞による脇痛疼痛の治療で常に延胡索と配合するのはどれか?

[解答]C
延胡索+川楝子=金鈴子散 止痛作用増強。開気丸の中に入っている。延胡索はケシ科。

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