松江堂薬局の漢方でなんとかしたい!

中医学講師30年。漢方や中華圏の文化とか書きます。

原発性肋間神経痛を漢方でなんとかしたい!

原発性肋間神経痛の原因はストレスが多いらしいですね。

タクシーの運転手さんがしかめっ面で相談に来られたことがあります。

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体の気の流れが緊張して渋滞してしまいました。

1ヶ月前から脇が痛くなり整形で肋間神経痛と診断されました。投薬治療されていますが思わしくないようです。

職業からいろいろな情報がわかります。夜は遅くまで仕事をしなければならない。行き先はお客さん次第。いろいろな人間がずっと自分の後ろに座っている。交通事故は起こせないし。まぁ、緊張しますし、ストレス溜まります。僕にはできない仕事です。

緊張は肝臓の経絡を流れている気の流れを阻害します。このブログでは何回もでている肝経です。側頭部で阻害が起きれば偏頭痛、生理前に乳房で阻害されれば胸が張って痛みます。そして脇もそうです。特に緊張すると痛みは増します。

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タクシー運転手は寝る時間も不規則ですから肝臓の体調はもともと良くないのです。そこに緊張が加わったのでしょうね。

肝臓の気の流れを良くする逍遥散に開気丸を配合しました。
開気丸のなかの川楝子と延胡索の組み合わせは最高で止痛の効果が優れています。昔の人はもし胃が痛くなったらすぐに延胡索を飲めと言っています。ケシ科の植物でもともと中国にはありません。仏教とともに宗教儀式で用いるために入ってきました。薬効があるので薬草として使われるようになったのです。

宋代に皇帝の父の名前に「延」がついていたので「玄」に、清代では康熙帝の名前に「玄」が入っていたので「元」に改められ「元胡索」と書かれていました。歴史の中で皇帝の名前のために薬の名前が変わってしまうことはあります。同じ理由で「玄参」は「元参」になったこともあります。もともと黒いので玄でした。玄とは黒の意味なので元にしてしまうと、意味がなくなってしまうのですが。

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