

髪を血余(けつよ)と言います。
髪は「血の余り」であり、血の病変は髪に現れます。血液不足気味の女性は髪が細く抜けやすく艶がありません。お年寄りで髪が細くなったり抜けてくるのは加齢による生命エネルギーの消耗、早い話が老化現象です。
しかし若い男性の場合はいかがでしょうか?
貧血も加齢も該当しません。衰えはなく元気です。これは血液が熱くなる「血熱」が原因で抜けてきたのでしょう。血熱というのは中医学独特の考え方ですが、肉や香辛料の効いた食事、酒、ストレス、夜更かしなどで身体が熱くなりやすい体質が生まれるのですね。この熱が髪の毛に伝わって抜けていくのです。
実際に血液の温度を計るわけではありませんが、顔が赤い、暑がり、赤い湿疹ができやすい。冷たい物が好き、活動的であるなど若い男性に多いです。
血熱を冷ます漢方薬「清営顆粒」を使い、育毛効果のあるチョウジ、ヨモギの入った
瑞花露ソープでシャンプーします。泡は立ちませんがそれでいいのです。