さてこの中で出てくる四神湯(四神スープ)台湾のスーパーマーケットで売っています。
茯苓(ぶくりょう): 松の木の根に寄生する菌体。松が枯れても残ることから松の霊が宿っていると考えられていました。消化器を整え消化管の中の余計な水を吸収して取り除きます。実は西太后はこれを粉にして作った茯苓餅が大好物で、今でも北京の特産です。
山薬(ヤマイモ):気を補い精を充実させます。
ヨクイニン(はとむぎ):これだけでもお茶やお粥にしますが、やはり身体の余計な水分を除去してむくみを取り去ります。
蓮子(蓮の実):心臓の熱を取り去るので寝苦しい夏に良いですね。利尿作用もあり。
豚の胃袋:同じものは同じものを治す。消化器を強くしてくれます。
台湾のように暑くて湿気が多い国にはたいへん良いスープです。
「四神湯」はもともと「四臣湯」と呼ばれていました。
この薬膳スープは民間でも広く広まりましたが、台湾では身体の健康を維持するためによく飲まれます。台湾語の「臣」と「神」という発音は同じなのでやがて「四臣湯」は「四神湯」と呼ばれるようになりました。
四神湯は消化器を温め、胃腸虚弱、消化不良、下痢をする人には大変良い薬膳です。滋養営養するばかりか抗癌作用があり癌お患者さんには適切ですし、癌の家系の人にもよいでしょう。血糖が高い人にも血糖を下げる作用がります。
《大紀元【美食典故】四神湯的由來 を訳しました》

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