松江堂薬局の漢方でなんとかしたい!

中医学講師30年。漢方や中華圏の文化とか書きます。

パソコンの字が見えないのをなんとかしたい!

老化による視力の低下

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はっきり見えない、ショボショボする、涙目

ネットの注文で月餅の数間違えて注文しました。

銀行で税金の振り込み証、金額の欄、数字移し間違えました。

どうやら目がショボショボしてよく見えていないようです。

同級生の間でも「目」が辛い人が多くなりました。

前漢時代に編纂された中国最古の医学書「黄帝内経」には「五十歳。肝気初めて衰え肝葉始めて薄くなり胆汁始めて減り目始めて明らかならず」という記載があり、紀元前200年にすでに50歳と目の関係が指摘されていたことに驚きます。

中医学では目の疾患を治すときに経験的に肝臓の状態を整える漢方薬を使って効果を上げてきました。

「肝は目に開竅(かいきょう)する」「肝は血を受けてよく視る」と言います。

肝臓はビタミンAが豊富です。ビタミンA が欠乏すると夜盲症(暗くなると視力が落ちる)になりますのでやはり肝臓と目には関連があるのだと思います。

中医学の治療法に「滋水涵木法(じすいかんもくほう)」があります。五臓では水は腎、木は肝です。水生木という相生関係、母子関係を利用して、腎水を増やして肝木を育てるという治療方法です。

眼精疲労、視力低下(近視、老眼) 目がショボショボする 目の乾燥感 涙目

これらは老化以外にも目を酷使する人によくみられる症状ですが「肝腎陰虚」証が多いです。

肝腎陰虚には腎を強化する六味地黄丸に菊花やクコの実の入った杞菊地黄丸がお勧めです。

決明子(ケツメイシ)も目にいいです。市販ではハブ茶として売っています。