松江堂薬局の漢方でなんとかしたい!

中医学講師30年。漢方や中華圏の文化とか書きます。

卵入りの漢方薬 黄連阿膠湯 セックス依存症(性欲仮亢進)

黄連阿膠湯《傷寒論》

傷寒論「少陰病、之を得てニ、三日以上、心中煩して臥すことを得ざるは、黄連阿膠湯之を主る」とあります。

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よく顔がほてります。

傷寒論の少陰病というのは心臓、腎臓の機能衰退を表す病証です。そのなかの少陰熱化証のところです。

腎水が消耗して、そのために心火が亢進してしまい「心腎不交」の状態、易で言う「水火不済」です。

人間の身体は水と火がうまいことバランスを取っていて、火が燃え上がらないように水が火を抑制し、水が溢れないように火が水を抑制しています。

ところが非規則な生活やオーバーワーク、セックスのし過ぎ、更年期は腎の水を消耗してしまい、火を抑制することができなくなってしまいます。

五行では火は心で、心の火は燃え上がります。そのため、のぼせ、顔面紅潮、胸苦しい、動悸、不眠などの症状が出てきます。

こうした火は性欲の仮亢進を起こしやすいです。最近問題のセックス依存症にもこのタイプがあるかもしれません。

鶏の卵の黄身は体液や血を増やす働きがあります。心臓の火は燃え上がり、心臓の体液を消耗させてしまいます。心は精神を安定させる作用があるので、この状態では不安感、焦りが出てます。そのため卵の黄身を使います。白身は使いません。

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