松江堂薬局の漢方でなんとかしたい!

中医学講師30年。漢方や中華圏の文化とか書きます。

国際中医師試験解説(中薬学)37

補気薬

問247 気虚欲脱 脈微欲脱の治療にまず選ぶべき薬はどれか?

A 人参
B 党参
C 西洋参
D 北沙参
E 南沙参
[解答]A
人参は脾、肺以外に、心、腎にも補気作用がある。脈微欲脱では心気を補気できなくてはならない。

問248 人参の適応症ではないのはどれか?

A 血虚による萎黄
B 陽萎
C 陰虚骨蒸
D 気津両虚の口渇
E 肺虚喘促
[解答]C
人参は微温であり陰虚には使えない。腎も補気できるので陽萎にも使える。生津止渇作用あり気津両虚の口渇にも使える。

問249 人参で気虚欲脱を治療する場合、単用して煎服する使用量はどれか?

[解答]E
大量(15~30)を濃く煎じる=現在 救急ではこのような方法は取られていない。

問250 下記の補気薬で性が寒涼に偏る薬はどれか?

[解答]D
補気薬は西洋参以外、温か平。

問251 陰気を補うだけではなく瀉火の効能も有する薬はどれか?
[解答]E
西洋参は補気養陰、清熱生津。⇒問252 [解答]E 虚労内傷、脘腹冷痛

問253 白朮、蒼朮がともに持つ効能はどれか?

A 補気健脾
B 芳香化湿
C 燥湿健脾
D 祛風勝湿
E 固表止汗
[解答]C
ポイントは芳香、燥湿、勝湿のどの方法で化湿しているか。
どちらも健脾作用あり。

問254 効能が固表止汗で気虚自汗の治療に常用される薬はどれか?

A 山薬
B 西洋参
C 白朮
D 甘草
E 党参
[解答]C
黄耆と配合する。⇒玉屏風散(黄耆、白朮、防風)

問255 脾虚水腫の治療にまず選ぶべき薬はどれか?

A 山薬
B 西洋参
C 党参
D 白朮
E 甘草
[解答]D
補気健脾+燥湿利水

問256 清熱解毒には生、補気緩急には炙が適する薬物はどれか?

[解答]D 甘草

問257 大量に服用すると浮腫を引き起こす薬物はどれか?

[解答]A 甘草=偽アルドステロン血症

問258 党参の主治病証に属さないものはどれか?

A 脾気不足
B 肺気不足
C 気津両傷
D 血虚萎黄
E 陰虚発熱
[解答]E
補中補気(脾、肺)
生津養血⇒人参には直接的な補血作用はない。

問259 補気養陰の薬で渋性を兼ね備える薬はどれか?⇒問260

[解答]B 山薬
渋性で止瀉作用あり=参苓白朮散

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