フレイル
フレイルとは、わかりやすく言えば「加齢により心身が老い衰えた状態」のことです。
公益財団法人 長寿科学振興財団のホームページを見てみましょう。
フレイルは以下のように進行していきます。
フレイルは日本語で「虚弱」と訳していますが、
加齢に伴う変化や慢性的な疾患によってサルコペニアとなり、筋肉量・筋力の減少によって基礎代謝量が低下すると、1日のエネルギー消費量が減って、食欲が低下し、食事の摂取量が減少して低栄養となります。
また、サルコペニアは、筋力の低下、易疲労性や活力の低下を引き起こし、身体機能の低下につながります。認知機能の低下など精神的な面の低下も加わると、活動量が低下し、社会的な側面も障害され、日常生活に支障をきたすようになります。
日常生活に介護が必要な状態となるとますますエネルギー消費量は低下し、食事量が低下して低栄養となる悪循環を繰り返しながら、フレイルは進行していきます 《長寿科学振興財団のホームページ》
中国医学の病名に「萎証」があります。
肢体の筋肉が弛緩、無力になるため随意運動を行えなくなり肌肉が萎縮する病症です。
萎証にもいろいろなタイプがあるのですが、フレイルやサイコペニアに当たるのは
脾胃虚弱により気血ができずに筋肉が営養されないため徐々に悪化していく証だと思います。
食欲はなく軟便気味でお腹が張り、顔色は艶がありません。
また疲れやすくやる気がおきません。
参苓白朮散や六君子湯、補中益気湯を使います。
老化=補腎=八味丸という考え方は、まったくの素人です。
営養のあるスッポンで雑炊作るのも消化によくいいです。

にほんブログ村