既病防変
「未病を治す」と言うと、病気にならない内に治すと解釈されがちですが、もう一つ意味があります。
それが既病防変。病気になっても重症にならないようにするという意味もあります。
糖尿病や高血圧症でも数値が悪化しないようにする、合併症がでないようにするというのも未病を治すに
当たります。
今の60、70は何かしら疾病を持っていますが、投薬治療を受けながらもお元気で前向きですよね。
これが健康ということです。病気ではない=健康、という考えは今では成り立ちません。
扁鵲という名医には上に二人の兄がいました。彼らも医師でした。
魏の文王が扁鵲に「3人の中で誰が1番の名医か?」と聞きました。
自分(扁鵲)は病気が重くなってから治します。患者は苦しみ家族も心配しています。
そんな中で、鍼や薬や手術で治します。ですから、私はすごいと思われて有名なのです。
次兄は、患者が病気にかかり始めたとき治してしまいます。
症状も少なく患者も苦しくありません。
ですから、次兄は軽い病気を治すのが得意だと思われています。
長兄は、症状が出る前に、患者本人も病気だと気づかないうちに治してしまいます。
ですから、彼は人々から認められず、わが家の中でだけ尊敬されています。
病気は早期発見、早期治療がいいのです。まだ邪気が体の中(裏)に入らず
皮膚(表)にあるうちに治療すれば治療も易しく回復は早いのです。
新型肺炎も日本では陽性が出た早い時点で治療をしています。
中国では治療が始まるのに時間がかかりすでに病は裏に入っています。
だから治療は難しく回復はなかなかできないのです。
武漢からチャーター便で帰国した日本人ユーチューバーが検査を拒否しましたね。
呆れた◯◯ですが、それを許した日本政府もユルユルです。
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